SMの精神世界
 SM=プレイや主従というイメージがありますが、その根底にある「なぜSMを求めるのか」という精神的な面について主催の考えたことを綴ってみます。

Introduction(序)

***こちらのブログは書き込まれた順に並べてあります。初めてこられた方に序盤の考察を順番に呼んでいって頂くためです。最新の書き込みは右帯にありますのでそちらからお願いします。***


なぜSMは存在するのでしょうか。なぜ加虐・被虐が快楽となるのでしょうか。

 もちろんSMの世界は奥深く、定義考察しきれるものではなく、正解も間違いもありません。
 しかし漠然としすぎて、特にMの方が、何を求めているのがわからず彷徨うことも少なくないようです。

 プレイという行為の奥にある精神の求めについて私が感じたことを綴ってみたいと思います。私自身の経験やいろいろな方とのお話により新しい項目だけでなく、以前に書いた内容も変わっていくこともあると思います。よろしければお付き合いください。


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【2005/04/23 13:00】 未分類 | コメント(0) |

Diffinition(定義)

SMには肉体的な面と精神的な面があるとします。



肉体的とはいわゆる身体的な行為、プレイと称する緊縛・鞭・ロウソクなどの痛覚、行為としての野外露出・監禁、そして奉仕や輪姦などのフェラやSEXも含みます。
 片や精神的とは、身体に触れたり何かさせたりすることのない、思いや感覚的なもののことを指すとします。
 精神的な中にも、羞恥・屈辱・背徳感などプレイに通ずる嗜好としてのものと、主従関係を意識する隷属・支配・束縛(感)というものがあります。


 プレイにおいて羞恥系のMがいたとすれば、露出や恥かしい言葉を口にしたりという肉体的行為を命令することで、羞恥という精神を責めているわけです。
 そのMさんにすれば、オナニーなどただ性器を触るよりも恥かしい精神状態になることでより感じてしまうということになります。


 実はSMにかかわらず、感覚というのは精神に左右されているのではないかと思います。

 例えばあなたの手に誰か触れたとします。同じ手の感触だとして、それが大好きな人の手と思った時と、大嫌いな人の手のときでは、ほとんどの人がその手の感覚が違って感じられるのではないでしょうか。
 つまり感覚というものは、身体の神経から来る電気信号を精神というブラックボックスを通して感じるものなのです。   

 その精神が「大好き」な状態だと感覚は「気持ちいい」、そして身体は「濡れる」ことがあるかもしれませんが、逆に「大嫌い」→「気持ち悪い」→「鳥肌」となるかもしれません。
 つまり同じ身体の刺激も精神状態によって全く別の反応が現れわたりするわけです。


 ということは、SMは実は精神的な感覚でこそあって、プレイは「肉体的な行為として精神に訴えかける手段にすぎないということかもしれません。
【2005/04/23 15:19】 未分類 | コメント(2) |

Present(現状)

 前項で、精神的な感覚の中に羞恥や屈辱など肉体的に繋がりやすいものと、主従や支配・隷属などの肉体と直接つながらないものとあるといいました。


 今般SMというものは、前者のものを指していると思います。SMサイトのプレイや会話をみていると現状では肉体的なSM(前者を以後そう呼びます)が圧倒的多数ではないかと思います。

 つまり、チャットのプレイなどをみると必ずといっていいほど羞恥や屈辱などの精神的な嗜好を煽り、そこで性器を指や道具で刺激したりするわけです。

 M女性はその命令でより深い性的快楽を味わい、その快楽を求めてまたSに命令を乞う、ということになります。

 よって多数派である肉体的なSMにおいてはSとMが「性的快楽」という媒体を通じて繋がっているといえます。

 それらは明るく、よりSEXを楽しむトッピングのような扱いで、昔のようなドロドロした陰湿な響きはあまりありません。SM自体が時代の流れで変ってきてしまったのでしょうか。


【2005/04/23 15:23】 未分類 | コメント(0) |

Point(主眼)

 前項の「現状」で、肉体的なSMが多数派であることに触れましたが、一方、肉体に繋がりにくい精神状態を求めるSM(以後精神的SMと呼びます)もあります。


 プレイなど肉体的刺激の伴う羞恥や痛みなどは判りやすい感覚ですが、服従、支配、隷属などは漠然としてわかりにくく、そのために快感の陰に隠れて見えにくいものかもしれません。


 それらは例えば「敬愛する主に服従する歓び」「犬や豚などと堕ちてさげすまれる歓び」「公衆便所としてでも多数の玩具にされ求められる歓び」などがあります。これらは必ずしも肉体的刺激がなくとも成り立ちます。

 肉体的SMと比較すれば、肉体的は「プレイ自体が気持ちいいから相手は誰でもいい」であり、精神的は「その相手だからこそこそプレイが気持ちいい」といえるでしょう。



 実際M女性の中には「SMはしたいが誰でもいいわけではない。自分が認め敬服し慕う主にのみ服従できる」という方も少なくありません。

 そういう方の中には精神的に満たされ癒されたいと思いつつ、多数派である肉体的SMの溢れる中、S男性から求められるのは体ばかり。とあるM女性の言葉で言えば「ヤりたいだけかよ」と傷つき彷徨うこともあるのです。


 そうした女性とお話する機会が有り、その彷徨う理由がMさんが自分の心の中が見えず、何を求めているのかわからないということが大きいと知りました。
 そこで実際にお聞きしたいくつかのケースを羅列することで、ここを訪れたMさんが自らに近いものを見つけ、共感し、そして自分だけが特殊なのではない、Mであることも、求めるものを求めつづけることも間違っていないと思っていただければ幸いです。
【2005/04/23 15:26】 未分類 | コメント(0) |

Analysis(分析)

SMにおいて精神的にアプローチすることで一番大切なことは、Mの方が精神的に望んでいることを把握することです。


 先に書いたように、肉体的なSMやプレイのみを求めるMであっても、その奥の羞恥や屈辱などの精神的要素を責める必要があるわけですし、さらに主従に精神的なものを求めるMさんであれば尚更その求めるものを満たされてこその服従となるはずなのです。


 精神的なものは肉体的な嗜好よりも現れることが少なく、内に秘めたものを導き出す必要があります。
 また、Mの方自身も求めるものを理解していなかったり、理解していても整理がついていない場合もあります。

 自分の精神的欲求が理解できていないMの方の場合は、理由がわからないままに特殊(アブノーマル)な性癖を持つことに戸惑い、「自分は変態なんだ」と自分を責めてしまうことがあります。

 肉体的な嗜好はノーマルでなくとも、実はその奥にある精神的な欲求はとても純粋であることが少なくありません。
 またそのような精神的欲求が生じた理由が自分の責任ではなく不可避なものであったりすることも、理由を理解する大切な要素といえます。


 理由がわかったところで変態でないというわけではないのですが、少なくとも本人の責任でない部分が理解できれば呵責も少なくなることと思われます。
【2005/04/23 15:28】 未分類 | コメント(1) |
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主催
  • Author:主催
  • 東海のS男性です。40の大台に乗りました^^


     経験は20年程になりますが、リアルやチャットのプレイに夢中になった時期を経てここ10年近くはSMの持つ精神的欲求や作用について興味を持っています。
     10年前からプロフに「精神的SM」と載せていると「なんだそれは」とよく聞かれたり議論を吹っかけられたりしましたが最近は一般的になってきました。


     それでもまだまだSMに精神的欲求を抱えて入られても、肉体的関係を求める方々に非難され否定されたりして行き場無く彷徨う姿も見受けられます。未だ精神的アプローチが確立されていないからでしょう。


     とはいえ私も10年近く模索してきてもまだまだ底もみえず霧中をあてなく歩き続けているようなものです。それでもそんな精神の世界を少しずつ表面から紐解いていくことがライフワークだと思っています。


     現在お相手はおりませんが、のんびりとMさんのお話を伺ったりお話をさせていただいて過ごしています。
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